パソコンのデータ整理をしていて、昔のレポートを発見!
供養として載せちゃいます。
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設題 「ニューロンの構造と神経伝達の流れについて次の言葉を用いて、図示して説明しなさい。①軸索②神経細胞体③神経終末④シナプス小胞⑤神経伝達物質⑥受容体⑦トランスポーター
ニューロン(神経細胞)は、神経細胞体とそこから枝分かれしたような樹状突起、そして神経細胞体から長く伸びた軸索で構成されている。軸索は長いもので1メートルに達し、先端は神経終末と呼ばれている。(図1)他のニューロンからの電気的な信号を樹状突起が受取り、神経細胞体から軸索を通り神経終末まで運ばれる。そして神経終末が次のニューロンの樹状突起へと信号を伝える。
しかしニューロンどうしは直接つながっておらず、僅かな隙間が空いている。その隙間をシナプス間隙という。信号が軸索の先端である神経終末まで到達すると神経伝達物質を入れたシナプス小胞が表面に運ばれ、シナプス間隙に放出される。放出された神経伝達物質が受け取る側のニューロンにある受容体に結合することにより科学的な情報伝達が行われる。神経伝達物質にはドーパミン・グルタミン酸などがある。
またシナプス間隙に放出された神経伝達物質の一部は、発信側の神経終末前部にあるトランスポーターから取り込まれて再びシナプス小胞に蓄えられるか、酵素によって分解・消失する(図2)。
【参考文献】
・「Newton別冊 脳とニューロン」
高森圭介 発行人
株式会社ニュートンプレス
2016年9月刊 (P10~15)
メヂカルフレンド社 2018年刊 第4刷(P13~16)
・「最新 精神保健福祉士養成講座 1 精神医学と精神医療」
日本ソーシャルワーク教育学校連盟 編集
中央法規 2021年2月刊 (P10~12)