ジャンルが日本十進分類法(NDC)で、914.6=評論 ・エッセイ ・随筆かと思っていた。黒柳徹子「窓ぎわのトットちゃん」(著者の小学生時代の回想録)はこの分類なので。しかし「ぼくはイエロー~」は、376.3=幼児・初等・中等教育に分類されていた。なんでだろう。
母:ブレィディみかこ(著者):日本人。1965年福岡県福岡市生まれ。1996年から英国ブライトン在住。
英国在住2年目に日系新聞社のロンドン駐在員事務所勤務。その後英国で保育士資格取得。40歳過ぎてIVF(体外受精)で息子を出産。
よく中国籍と間違われる。
父:アイルランド人。(名前はブレィディなのかな?)
ロンドンの銀行に勤務していたがリストラされ、現在は大型ダンプの運転手。
元公営住宅に住む。(3人暮らし)
英語が母語で、日本語は話せない。
7歳の時に菊地凛子の息子役でイタリア映画に出演。(P22)
この本には、息子の中学校生活の最初の1年半が綴られている。
・英国では、公立でも保護者が子どもを通わせる小・中学校を選ぶことができる。(P13)
公立校は、Ofsted(英国教育水準局)という学校監査機関からの定期監査報告書や全国一斉学力検査の結果、生徒数と教員数の比率、生徒ひとりあたりの予算など詳細な情報を公開することが義務付けられている。それを基にして作成した学校ランキングが、大手メディア(BBCや高級新聞紙)の各サイトで公開されている。
・英国の中学校は11歳から16歳まで5年間通う。
7年生(日本では中学1年生)
・入学式や卒業式がない。(P27 )
夏休み前に中学校から手紙が届き「子どもは9月〇日○時〇分までに学校のホールに集合。持ち物は以下のとおり。」と事務的に記されていて、それに従い子どもだけが学校に行く。
※日本のように厳粛な入学式や始業式をする国はあまりない。
世界的には9月始業で、アジアは春がチラホラ。シンガポールは1月・韓国は3月・4月は日本。
・中学では「ドラマ(演劇)」の教科がある。(P29)
自己表現能力・創造性・コミュニケーション力を高めるための教科。
中等教育修了時の全国統一試験GCESの受験科目の1つになっている(大学進学希望者は一般に8~10科目を受験)。
※日本における「美術」「音楽」といった教科なのかな?日本でも音大や美大に進学する人は重要科目だと思うけど。またそれとは違う?「道徳」的な科目なのかな。
・中学校の保護者面談は、科目ごとに違う教員全員が講堂にいて、自分の子どもの各教科を担当している教員を個別に予約して保護者がテーブルを移動して回る。
・英国では子どもが学校を欠席すると親が地方自治体(カウンシル)に罰金を払わなくてはいけない。(P241)
【罰金の理由】
・学期中に子どもを休暇旅行に連れて行く。
・子どもの意思で学校に行かない。ずる休み。
・6週間のうちに6回以上。出席を取った後で子どもが学校に来る。
・1学期に3日以上欠席する。
じゃあ英国には不登校児はいないんだ。
病気・忌引きの記載ないけど、それは欠席していいんだよね。
11冠達成!と宣伝していたから、内訳をみたらしょぼかった。
・「Yahoo!ニュース|本屋大賞2019 ノンフィクション本大賞」
・「毎日出版文化賞 特別賞」
・「八重洲本大賞」
・「キノベス2020」
・「ブクログ大賞(エッセイ・ノンフィクション部門)」
・「読者が選ぶビジネス書グランプリ2020(リベラルアーツ部門)」
・「We Love Books 中高生におすすめする司書のイチオシ本2019年版」
・「第13回神奈川学校図書館員大賞(KO本大賞)」
・「埼玉県の高校図書館司書が選んだイチオシ本2019」
・「第55回 書店新風賞」
これだったら
「北海道の学校司書が選んだおオススメ本」第1位
「青森県の学校司書~」
「岩手県の学校司書~」
「秋田県の学校司書~」以下略で50冠は達成できるわ!
息子の友達のダニエルがいじめられてるとか勝手に書いていいの?
保育士見習いをしていた時に、保育園で保育していた息子と同じ歳のリアーナ。
DVで父親は刑務所へ。
10年後に見かけたら里親に預けられて健やかに成長していたとか。
英国は保育士に守秘義務ないの?
自分の家庭内の出来事ならともかく、他の世帯の家庭環境・貧困状況・個人情報など満載。
西原理恵子「毎日かあさん」は、娘がやめてと言ったのに勝手に自分の言動をコミックエッセイに書かれて関係性こじれてたよね。娘は西原から鴨志田(亡くなった父親の姓)に改姓していたし。
虐待までいかなくてもマルトリだよ。
子どもは母親の所有物ではないよ。
別人格の一個人なんだから。