2007-01-01から1ヶ月間の記事一覧

「包帯クラブ」 天童荒太

「いるのよ、代わりはいっぱいね。そのことを証明してみせようか。いまから死ぬよ。でも、いい、ワラよく見ててね、何も変わらないから。世界は少しも変わらない。」 『世界は少しも変わらない。』 かなり深いセリフですなぁ。 でも、何も行動しなないでただ…

愛ルケ

映画「愛の流刑地」見ました。 豊川悦司と寺島しのぶのプロモを見ているような感じ。生活感がなかったなぁ。 1月27日(土)のスマステ・月1ゴローで、イナゴローはこの映画のことを「女性の為のエロ本ですね」とバッサリ切っていた。おぉ~そう来たかっ…

「失われた町」 三崎亜記

設定でガチガチに固められていて、感情移入できなかった。 登場人物も芝居がかっていたし。 「私はそんなことで自分が穢れるなんて思っていないから」(P282)という由佳。 こんなこと女子高校生は言わないから! 表紙の中央、川で釣りしている人が最初…

「エバーグリーン」 豊島ミホ

女サイド:松田綾子と男サイド:宮本シンの目線で語られる青春群像物語。 漫画家の夢を叶えた綾子とミュージシャンの夢破れリネン会社に勤務するシン。 そういえば同じ著者の「猫のように」では重(40歳・男性)の母親の名前が松田アヤだったなぁ。 おっ!…

「夜は短し歩けよ乙女」 森見登美彦

表紙の絵がアジカンのCDジャケットを描いている中村祐介さんによるもの。 日日日「ピーターパン・エンドロール」の表紙も中村さん描いていたよね~。 アジカンのCDジャケで名を売って、今度は本の装画に進出かぁ。 大学1年生の黒髪の乙女に恋をする、先…

「続・嫌われ松子の一生 ゴールデンタイム」 山田宗樹

タイトル通り「嫌われ松子の一生」の続きです。 そこで、なんとなく松子を死に至らしめた少年少女サイドの話かなぁ~と思っていたら、全く違った。 あのコたちは一体どこへいってしまったのやら。 あの少年少女の話は一切登場しなかったよぉ。 それがちょっ…

「グルメな女と優しい男」 望月あんね

うーん。本谷有希子のパクリ文体っぽい。←辛口かな? 文章がニセモノっぽく感じる。なんだろう。「無理している感」があるんだよね~。 りん子の勤務する学生服を扱う店(本社)。女子社員がこんなにふざけていいのなら、この会社に自分も勤めてみたいもんだ…