「パレード」 吉田修一

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5人の男女が共同生活する話。(男3人・女2人)

最後の最後で、直樹が通り魔的に女性を殴っているのをサトルに止められる描写に愕然。
これって必要なシーンなの?
唐突に出てきて、何故こんな話の展開になるのか理解できない。
その前から「最近、不審者が出ています」というフリはあったけど。
自分たちは一緒に生活をしているけど、それぞれの生活があって、別々の人生を歩んでいるので、他人が何をしようが関係ないね~ってことがいいたいの?

烏山の駅前商店街の新名称募集(賞金百万円)で、「フェルナンド通り」なんて名前をつけようとするイカれ女こと美咲。
フェルナンドとは美咲が好きなポルトガルの詩人の名前だって。
この美咲は、同著者の「7月24日通り」の主人公、本田小百合のモデルかなぁ?

第15回山本周五郎賞受賞。