司馬遼太郎記念館

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ここは1度行ってごらんよ。
 司馬遼太郎の小説は読んだことないけど、前から行ってみたかったんだ。
というのもこの記念館は安藤忠雄氏の設計で大書架が有名。圧倒的な存在感で、見るものに衝撃波を与えるよ。この記念館の存在を最初に知ったのは、ある人が記念館のパンフを見せてくれたから。その時「なんじゃこりゃ~」と衝撃を受けたよ。大書架にノックアウトされた瞬間。それでいつか絶対に行ってみようと決意したんだ。思ったより早く行くことができてよかった。
 近鉄奈良線八戸ノ里駅から徒歩で約8分。住宅街の中で「本当にこんな所にあるのか?」と疑う頃に到着。門前では駐車場誘導の人・庭の草刈作業をしている人がいた。門をくぐり右手にある券売機で入場券500円を購入。庭を通り、司馬さんの仕事場(自宅1室)を外から見学して記念館へ向かう。
 ガラスの回廊を通り、いよいよ記念館の入口へ。自動ドアが開き券をもぎってもらう。そこからもう大書架がチラリと見える。受付の前を通るとビデオが流れている。階段を降りて地下へ。2万冊余りの本・本・本が壁面書架(高さ11m)に展示されています。残念ながらここにある本は手に取って読んだりはできないとのこと。地下には監視員(こう書くと聞こえが悪いか~)が2人いて、ここって職員が多いなぁと思った。しかし「開館1年のあゆみ」的な手作りの写真アルバムを見たら、ボランティア研修に沢山の人が集まっている写真があったの。えっ!このスタッフはほとんどボラさんなの?とびっくりした。
 しかも親切だった。「天井のコンクリ模様が竜馬に見えるの」と教えてくれたり。知らずに展示本を取った人には、さりげなく諭したりしていたの。ボラさんでもここまで出来るものかなぁと感心しちゃったよ。見るところがこの地下だけなの。これで500円か~と思ったけど。やっぱり安藤忠雄氏はすごい。
 1階のカフェ・売店の脇に安藤氏の手書き設計図がケース展示されていた。肉筆。これだけでも見る価値あり。念願叶って司馬遼太郎記念館に来ましたが「帰ったら司馬さんの本でも読んでみるかぁ」という気には全くなれませんでしたね。しかし「あぁ建築コースに行ってれば、あの設計図から何かしら読み取れたかも~」とちょっぴり思いました。司馬さんファン、安藤忠雄氏ファン、そして建築に携わる人には特にオススメします。500円は高いが見ごたえ十分。館内は撮影禁止です。

司馬遼太郎記念館 データ】
大阪府東大阪市下小坂3-11-18 06-6726-3860
10時~17時(入館は16:30まで)
休み:月曜日(祝日や振替え休日と重なる場合は開館/翌日が休館)・特別資料整理期間(9月1日~10日)・  年末年始(12月28日~1月4日)・その他臨時休館する場合あり

大人:500円・中高生300円・小学生200円
団体(20名以上):大人400円・中高生240円・小学生160円
障害者手帳を持参の方は無料

近鉄奈良線河内小阪駅」下車 徒歩12分
近鉄奈良線八戸ノ里駅:下車 徒歩8分
近鉄奈良線は各駅停車が少ないから要注意!近鉄難波→八戸ノ里まで直通の電車はあまりないよ。