「精神保健福祉の理論と相談援助の展開」レポート③

パソコンのデータ整理をしていて、昔のレポートを発見!

供養として載せちゃいます。

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設題:精神科リハビテーションにおけるチームアプローチの意味と、チームの一員として精神保健福祉士の役割と留意点を論述してください。

 

 チームアプローチとは、当事者や家族と専門の異なる多職種集団が継続的に協働して、共通の目標を達成するために協力することである。目標のもとに多職種の知識と技術を結集させ問題解決をはかる手法。それぞれの側面から評価・分析し様々な手法を使い早期退院・社会復帰を目指す。

 チームアプローチを実践するうえで重要なことは、多職種集団が単なる各分野の専門職の集まりということではなく他の専門に関してもある一定水準の知識を持つことである。それにより当事者に対して様々な角度からの情報収集や治療方針の検討が可能となり、より効果的な支援・援助が実現する。結果的にスタッフの相互理解・連携・言葉や技術の共有・負担軽減にもつながり、専門性を発揮しやすくなる(専門用語1つにしても共通の理解や認識)。これにより一層質の高い支援・援助が提供できる。

 チームの一員としての精神保健福祉士には、コーディネーター(適切な介入と調整)の役割が期待されている。当事者と日々の関りを通じて生活者の視点に基づいた情報の取集・整理を行うよう努める。またストレングス視点から協働して支援を検討し、方針決定にあたっては当事者の参加を原則とした自己決定権の尊重や権利擁護の理念を忘れてはならない。

 具体的には①受診・入院相談・②退院支援③地域生活支援④当事者が疾病をいかに受け止めているか、その意味を理解すること⑤リカバリーのプロセスに関わること⑥当事者が地域で生活するために必要な社会資源を活用すること⑦社会資源がなければ創造すること⑧当事者が安心して暮らせるようネットワークを構築すること⑨集団支援⑩精神障害に対する偏見をなくすために啓蒙活動を展開することなど多様な実践を遂行する。

 特に退院支援では、人と環境の相互作用の視点から医療機関だけでなく家族・学校・職場・地域と連携し柔軟な支援体制を構築し、地域における支援ネットワークを形成していく必要性がある。社会資源の活用や開発・地域との連携・各種医療や福祉制度の利用。また、入院中に行う社会生活技能訓練(SST)や心理教育プログラム・外来リハビリテーションとしての精神科デイケアや精神科ナイトケア・そして訪問支援チームなどに、精神保健福祉士が生活者の視点をもって参画する。精神科所属の精神保健福祉士の役割は、内閣における官房長官と通じるものがある。

 留意点は、チームの状況を俯瞰する立場に立つことが求められる。多職種によるチーム医療の充実が当事者に提供される医療・福祉の質を向上させることを意識して業務に当たる必要性がある。

 どの職種でも多職種の連携で成り立っている。スーパーでは野菜・鮮魚・肉売り場・日配・生活用品など各種売り場とレジ・サービスカウンターとの連携。飲食店では厨房とホールや卸業者との連携など。

 

 

【参考文献】

・「精神保健福祉士 業務指針」第3版

公益社団法人日本精神保健福祉士協会「精神保健福祉士業務指針」委員会 編集

2020年10月刊(P98~99)

 

・「最新 精神保健福祉士養成講座3 精神障害リハビリテーション論」

一般社団法人 日本ソーシャルワーク教育学校連盟 編集

中央法規 2021年2月刊 (P64~75)

 

・「新 精神保健福祉士養成講座4 精神保健福祉の理論と相談援助の展開Ⅰ」第2版

日本精神保健福祉士養成校協会 編集

中央法規 2014年2月刊 

 

・「新 精神保健福祉士養成講座5 精神保健福祉の理論と相談援助の展開Ⅱ」第2版

日本精神保健福祉士養成校協会 編集

中央法規 2014年2月刊 

 

 

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今年も始まりました~!

毎年2月3月は社会福祉士の試験・合格発表関連の閲覧者が増加。

毎年4月5月はレポートの閲覧者が増加。

単純で分かりやすいヤツばっかり。(これを読んでる、お前だよっ!)

レポは2023年は4月14日から閲覧者が急に増えてます。

 

2023年はこの科目名での試験が最終年かぁ。

2月の試験で3月に合格できるように頑張ってね~!